ベースボールと日本の野球の特徴はベンチワーク

メットとバット

メジャーリーグで日本人が活躍すると、時々アジア人初、という文言が紙面を彩ることがあります。まるで日本だけが優れた選手を輩出しているアジアの国のように聞こえてしまいますが、お隣の国である韓国も野球が盛んで、素晴らしい選手を輩出しています。メジャーリーグで活躍した韓国人は非常に多いのですが、その中でも日本人に聞き馴染みの深そうな選手を紹介します。

李大浩選手は日本のプロ野球でも活躍した強打の一塁手です。右打席からフェンスを軽々超える長打を放ったかと思えば、今度は逆方向にもヒットを放てる選手としてオリックスバファローズ、ソフトバンクホークスでプレーしました。メジャーでもその打力で活躍することを期待され、イチローも所属したマリナーズへと移籍します。たった1年の在籍でしたが14本塁打を放つなど魅力である長打は惜しみなく発揮し、メジャーリーグでプレーをする夢を叶えた、と会見では晴れやかな表情で語りました。その後、韓国球界へと復帰を果たしています。

もうひとりは投手、阪神タイガースでもプレーした韓国人メジャーリーガーで呉昇桓選手です。とても球速が速いピッチャーでありながら常にクールで動じないメンタルも持ち、まさにクローザーとして活躍してくれそうな選手、とカージナルスに入団することとなりました。メジャー球団であるカージナルスでも抑えを務め、在籍1年目には19セーブ、2年目には20セーブを挙げ、韓国と日本に続きアメリカの舞台でもクローザーとして活躍することが出来たのです。同じアジア人として、また日本のリーグを経由した選手であれば、韓国人の選手であっても応援できるのではないでしょうか。日本人同様、韓国人選手の活躍からも目が離せません。