ベースボールと野球の違いは主に国民性

国民性

野球の起源は1840年代のアメリカにまで溯り、これが日本でも行われるようになったのは1870年代のことで、どちらの国でも野球は長い歴史を持つスポーツとなっています。ただ、それぞれの国民性にかなり違いがあるので、アメリカのベースボールと日本の野球の間にも大きな特徴の違いがあると考えられます。その具体例としては、アメリカでの配球は投手が中心となり投手対打者の形となりますが、日本では捕手のリードによって投手のピッチングの内容が決まり、バッテリー対打者の対決ということになります。

また、アメリカのベースボールは大らかな雰囲気であるのに対して、日本の野球は緻密で細かい点までよく計算されている点が国民性にも合っていると言うことができます。さらにアメリカのメジャーリーグでは応援の際に楽器の使用が禁止されていますが、日本の場合は応援でよく楽器が使われており、このような点においても両者の違いははっきりとしています。

以上のように、アメリカと日本でこのスポーツにおける違いがいろいろとある理由としては、両者の国民性の違いが関係していることが考えられます。小さなことにこだわらず陽気なアメリカと、細かいところまできちんと考えようとする日本では、ルールがほとんど変わらないこのスポーツの特徴がかなり違ったものになっているのは興味深いと言えるでしょう。